後ほねっこ農場

部品構造

  • 大部品: 後ほねっこ農場 RD:75 評価値:10
    • 部品: 農場の構成と政府の方針
    • 大部品: 食糧生産地(後ほねっこ男爵領版) RD:32 評価値:8
      • 部品: 農地
      • 部品: 作られた目的
      • 大部品: 後ほねっこ男爵領 RD:4 評価値:3
      • -部品: 農業に向いた地形
      • -部品: 気候の影響
      • -部品: 主要な農作物
      • -部品: 少し変わった農作物
      • 大部品: 構造 RD:3 評価値:2
      • -部品: 広大な土地
      • -部品: 農地として使用するための環境
      • -部品: 利便性を向上させる
      • 大部品: 食糧生産地 RD:18 評価値:7 (*1)
      • -大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:3
      • --部品: 季節に合った作付け
      • --部品: 環境にあった品種
      • --部品: 救荒作物
      • --部品: 穀物畑
      • --部品: 根菜畑
      • -大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:3
      • --部品: 土壌診断
      • --部品: 有機物の投入
      • --部品: 湛水
      • --部品: 輪作での対応
      • --部品: 藩国の環境に適した対応
      • -大部品: 害獣・害虫対策 RD:6 評価値:4
      • --部品: 害獣・害虫の定義
      • --部品: 害獣除けの工夫
      • --部品: 害虫除けの知識
      • --部品: 獣・虫よけの薬品
      • --部品: 直接駆除をする
      • --部品: 畑の監視体制
      • -部品: 農地管理
      • -部品: 一時保管倉庫
      • 大部品: 付属施設 RD:5 評価値:3
      • -部品: 休耕地
      • -部品: 農具用倉庫
      • -部品: 農道
      • -部品: 公共放送用スピーカー
      • -部品: 集会場
    • 大部品: 農業機械 RD:18 評価値:7
      • 部品: 定義
      • 大部品: 来歴 RD:3 評価値:2
      • -部品: 開発の目的
      • -部品: 開発の背景
      • -部品: 開発の下地
      • 大部品: 様々な種類の機械 RD:4 評価値:3
      • -部品: トラクター
      • -部品: アタッチメント類
      • -部品: コンバイン
      • -部品: 操作のバリアフリー化
      • 大部品: 補助的な機械・パーツ RD:5 評価値:3
      • -部品: 疲れにくいシート
      • -部品: ガレージ兼倉庫
      • -部品: 手押し式運搬車
      • -部品: 農業用はかり
      • -部品: 農作物選別器
      • 大部品: 運用 RD:3 評価値:2
      • -部品: 農業機械の運転免許制度
      • -部品: 操作系のバリアフリー化に伴う安全対策
      • -部品: 国からの助成
      • 大部品: 普及による影響 RD:2 評価値:1
      • -部品: 農家の維持・復帰の助け
      • -部品: 国力の底上げ
    • 大部品: 食糧倉庫 RD:23 評価値:7
      • 大部品: 来歴 RD:3 評価値:2
      • -部品: 目的
      • -部品: 作られた背景
      • -部品: 過去の教訓を活かす
      • 大部品: 構造 RD:4 評価値:3
      • -部品: 基本的な作り
      • -部品: 使用される建材による耐久性の差
      • -部品: 建材が有する調湿性の差異
      • -部品: 様々な外観
      • 大部品: 機能 RD:3 評価値:2
      • -部品: 主たる機能
      • -部品: 副次的な機能
      • -部品: おまけの機能
      • 大部品: 倉庫の種類 RD:4 評価値:3
      • -部品: 常温倉庫
      • -部品: 冷蔵倉庫
      • -部品: 冷凍倉庫
      • -部品: 特別保管庫
      • 大部品: 運用 RD:3 評価値:2
      • -部品: 備蓄食糧の入れ替え
      • -部品: 備蓄食糧の使い道
      • -部品: 施錠管理
      • 大部品: 付属する設備 RD:5 評価値:3
      • -部品: 食糧保管のための空調設備
      • -部品: ネズミ取りの番犬
      • -部品: 搬出入用台車
      • -部品: 報知器一式
      • -部品: 非常用発電機
      • 部品: 社会的な評価
    • 部品: 今後の取り組み



部品定義

部品: 農場の構成と政府の方針

後ほねっこ男爵領でも、広い農地を基礎に、農業機械を導入して農業の負担を軽減するとともに作業を効率化。食糧の生産増加に合わせた倉庫群の設置によって、国内だけでなく国外も視野に入れた安定的な食糧供給が可能となった。一連の施設をひとまとめとした農場のスタイルを基本とし、これを藩国政府が支援し広めていく。

部品: 農地

食糧生産地は、その名が示すとおり食糧を生産することが目的の施設である。その手法として古くから用いられ、今なお続いているのが農業である。食糧生産地と言えば基本的に農地のことを指している。

部品: 作られた目的

人が生きていくためには食べ物が必要不可欠である。人々が飢えることのないように働きかけることは、国が国民の暮らしを保障する上で果たすべき重大な役割のひとつであり、安定して食糧を生産する農地の存在は非常に大きい。

部品: 農業に向いた地形

後ほねっこ男爵領は、シッペイ岳と早太郎岳の中間から流れ出る清流・犬走川と、地底からの澄んだ湧水とで形作られた淵駒の湖を擁しており、その畔から広がった街の外側に、豊かな水源を利用した広大な食糧生産地が作られている。

部品: 気候の影響

後ほねっこ男爵領は北国に位置しており、一年の平均気温も低い寒冷地である。そのため、麦やイモ類が主要な農作物となっている。熱帯・亜熱帯で生育する作物を育てるには、ハウス栽培などが必要になる。

部品: 主要な農作物

後ほねっこ男爵領の食糧生産地における主要な農作物は、小麦・ジャガイモ・キャベツ・タマネギ・サツマイモ・カボチャ・トウモロコシである。どれも後ほねっこ男爵領の食卓には欠かせない作物であり、比較的に保存性も高い。なおタマネギはほとんどの家庭に犬がいる後ほねっこ男爵領では取扱注意の作物となっている。

部品: 少し変わった農作物

後ほねっこ男爵領の少し変わった農作物には、大麦とテンサイがある。大麦はその麦芽を用いてヴァイツェンビア(エール)やウイスキーの醸造がされている。テンサイは砂糖を作るための原料として栽培されている。

部品: 広大な土地

食糧生産地の主要部分と言えばもちろん田んぼや畑といった耕作地である。食糧生産地を設ける第一歩は耕作が可能である十分な広さの土地を確保することにある。

部品: 農地として使用するための環境

ただ広大な土地があるというだけでは食糧生産地として不十分であることは明らかであり、その土地を農地へと作り替え、さらにはその農地で作物を育て収穫する人々がいて初めて食糧生産地として機能する。そのためには、そこで働く人々のための住居や、農業のための道具、施設が備えられなければならない。

部品: 利便性を向上させる

農道の整備や、屋外での農作業中の人々に情報を伝えるためのスピーカーの設置など、直接的に耕作に関わるものではないが、そこで働く人々の生活に資するものを整えることも重要である。

部品: 季節に合った作付け

当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。

部品: 環境にあった品種

藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。

部品: 救荒作物

主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。

部品: 穀物畑

主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。

部品: 根菜畑

救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。

部品: 土壌診断

土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥や土壌改善用の薬品を割り出す作業。
低物理と高物理では手段が違うが、土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。


部品: 有機物の投入

動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。

部品: 湛水

畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。

部品: 輪作での対応

いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。

部品: 藩国の環境に適した対応

これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。

部品: 害獣・害虫の定義

自然に存在する獣にもさまざまな種類があるが、その中でも「人間の活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般」をさす。
家畜等を除けばほぼすべての獣が該当しうるが、今回の場合、畑を荒らす等の「(個人・公共問わず)資産に被害を与える」獣を害獣と呼ぶ。
同様に、上記と条件の一致する昆虫を「害虫」と呼ぶ。

部品: 害獣除けの工夫

藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。

部品: 害虫除けの知識

害虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。
その被害を防ぐには、『卵の段階で取り除く』『薬品を撒いてイモムシを殺す』等の対策を行う。

部品: 獣・虫よけの薬品

人体にはほぼ害はないが、獣や虫には害となる薬品を使用することで食糧生産地を守る。
薬品に関しては、自然由来の材料で作ったものもあれば、人工的に合成された薬品もある。
どちらも一長一短であるため、場合により使い分けすることもある。

部品: 直接駆除をする

害獣・害虫は放置すれば放置するほど、増えてゆく。
必要とあらば、直接駆除することで、数を減らすことも重要である。
なお、駆除する予定の害獣が「食べられるもの」だった場合、駆除の後、おいしく頂くこととなる。

部品: 畑の監視体制

生産地の規模が大きくなるほど、人の目ではすべてを把握できなくなる。
そのため、夜間は監視カメラ(低物理域ではそれに準ずるもの)にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。

部品: 農地管理

各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。

部品: 一時保管倉庫

収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。

部品: 休耕地

土壌の自然な回復のために農作物の作付けを行っていない農地。農作物が生育する過程では土中の多くの栄養素が消費される。作物によって必要とする栄養素は偏りがあるので、それによって生じた土壌の栄養の偏りを正すために、性質が異なる別の植物を植えられている。

部品: 農具用倉庫

農具や肥料、殺虫剤など農作業で必要となる様々なものを収納しておくための倉庫。農業機械用のガレージと一体化している場合も多い。薬品類を保管する場合は必ず施錠できる棚に入れることが義務づけられている。

部品: 農道

農地に張り巡らされた道路。田畑の境界を示す役割もあり(というよりも境界を利用して道を作っているとも言える)、農作業をする人々や、農業機械の移動のために利用される。計画的に整備された農道には一種の機能美を感じることができる。

部品: 公共放送用スピーカー

農作業のために屋外に出ている人々に向けて、重要な情報(例えば災害の予報、警報など)を届けるために設置されているスピーカー。

部品: 集会場

農家では隣近所でお互いの農作物の収穫を手伝い合うことは珍しくない。また、はじめから協力して農作業のスケジュールを組んで取りかかることもある。そういった農家同士の相談や情報交換、作業後の憩いの場として集会場が設けられている。講習会や説明会の会場としても用いられる。

部品: 定義

農業機械とは、農業において生じる負担を軽減するため、作業を代替・効率化し、あるいは生産性を向上させるために用いられる機械であり、人の手によって操作・操縦して作業に当たるものを指す。多くは内部に動力を持ち、作業に要する人間の労力を軽減する設計になっている。

部品: 開発の目的

食は人々の生活を支える根本である。それはニューワールドの藩国の多くが自国に食糧生産地を擁することからも分かる。農業機械は食糧生産地の利用を助け、国民の負担を軽減し、同時に農作物の収穫量の向上を見込むことができる。ついでに少しだけど工業にも良い影響があるかもしれない。食糧生産地を有する国としてこれを用いない手はないであろう。

部品: 開発の背景

農業機械の開発・製造が行われたのは、後ほねっこ男爵領がほねっこ男爵領であった頃から数えて三度目の戦火の後であった。リンオーマのアラダ軍団に占領され、ニューワールド諸国の活躍により国を取り戻した後に残ったのは、荒廃した土地と、数多くの負傷した国民である。そんな中でもまずは食べていかなければならない。そのための畑を作らなければならない。それだけの逼迫した事情を背景に農業機械が開発されたのである。

部品: 開発の下地

後ほねっこ男爵領において農業機械を開発する上で、重要な下地となったのが初期からの農業の経験と、独自改良I=D香車リバーの製造・運用経験である。これまでの農作業において特に負担となっていたものや、従前の機械の改良すべき点を収集し、それらの改善案を香車リバーに使われていた技術を転用、ダウングレードして採用することで実現している。

部品: トラクター

農業機械といえばトラクターというイメージがある人は多い。実際、農業を営む中でもっとも使用頻度が高いのも事実であるが、実のところトラクター自体は動力車でしかない。しかしながら数々の農業機械やアタッチメントを装着し制御する機構を備えており、汎用性・拡張性に非常に優れている。特定の農作業専用に作られたものを除けば、農業機械=トラクター+作業に合わせた付属品なのである。

部品: アタッチメント類

トラクターに装着して使用する拡張器具。畑を耕すロータリや、あぜ塗り用のホイール、種まき機や殺虫剤散布機などさまざま。これらのアタッチメントを活用することが現代農業の第一歩かもしれない。

部品: コンバイン

稲や麦の刈り取り専用に製造された農業機械で、田畑を自走しながら機体正面に備える収穫機で作物を刈り取る。刈り取った作物は機体内部で脱穀され、籾は専用のタンクまたは袋に詰められる。袋の場合は容量に達すると口が閉じられ農地に置かれるため、別に回収する必要があるが、タンクを備える場合に比べコンバイン自体の大きさを小さくできる利点がある。藁は機体後部に備えた細断機によって細かくされた後に排出され農地上に撒かれる。これは後にロータリで畑を耕す際に土に巻き込まれることで土壌を柔らかくする役に立つ。細断機の他に結束機を備えたであれば、藁を一定量でまとめて束にして搬出することもできる。

部品: 操作のバリアフリー化

農業機械の操作はペダルやレバーで行うものが主流であるが、後ほねっこ男爵領では戦争による負傷者が出ていたこともあり、より操作が容易なタッチパネル式を備えている。これにはI=D製造で培われた自動制御、自動操舵システムの技術が活かされている。もちろん従前の農業機械のようにペダルやレバーによる操縦も可能。

部品: 疲れにくいシート

不整地を耕したり、柔らかい土壌の上で使われること、自走しながら他の機構が稼働する振動が機体を通して伝わることから、操縦者が座るシートには空気圧による振動緩和装置が備えられ、農作業中の身体への負担を極力減らすように設計されている。

部品: ガレージ兼倉庫

農業機械を格納しておくためのガレージ。一部はその他の農具をしまったり、一時的に作物を置いておく倉庫として使うこともできる。農業機械は総じて高価なため、ガレージも頑丈に作られている。雪国仕様の強く傾斜した屋根は北国国家の風物詩。

部品: 手押し式運搬車

伝統的な手押し車を現代的に進歩させた運搬車。持ち手と荷台で構成されているのは従前通りだが、無限軌道を採用し、電気動力を備えているためたくさんの農作物を積んだ状態でも女性の力で運ぶことができる。事故防止のため速度は人が歩くのとほぼ同じで、持ち手にセンサーが付いており、手が離れたら自動停止する安全装置が付いている。

部品: 農業用はかり

一般的な台はかりは、計量する対象によってグラム単位のものや0.5キログラム単位のものまで様々なものがあり、当然量れる重さの限界も100キログラムから1トン以上と異なる。また台はかりだけでなく、クレーンに取り付けて袋やカゴをつり下げて計量する吊りはかりもある。

部品: 農作物選別器

収穫した野菜や果物を、色、大きさ、重さなどによって選別する装置。投入口に入れた作物をセンサー部に通して条件を判別し、搬送レールを切り替えることで選り分けるという非常にシンプルな構造ではあるが、各種センサーやカメラの性能次第ではなかなかのお値段になることもある。

部品: 農業機械の運転免許制度

農業機械の使用には免許が必要である。もともと多くの人が簡単に扱えるように設計されている関係で、運転そのものは難しくない。一方で、安全性については厳しく指導され、実機での運転試験での採点項目のほとんどが安全面についてである。

部品: 操作系のバリアフリー化に伴う安全対策

操作系のバリアフリー化の弊害として、操作が容易であることから起こる事故がある。その対策のために、農業機械にも関わらず、周囲の状況をつぶさに観察し、いち早く警告を出すシステムが付けられている。これはもともとトモエリバー、そして藩国で独自改良をした香車リバーのセンサー系を流用したものであり、その性能は申し分ない。もっとも警告に慣れてしまっては元も子もないため、定期的な安全講習は欠かせない。

部品: 国からの助成

農業機械は素朴な風景に溶け込んでいるが、実のところ非常に高価である。農業機械の性能を知るものであれば納得ではあるのだが、そうでないものが値段を聞くとだいたい驚く。そのため、個人で購入するにはハードルが高い。しかし農業機械の普及は藩国の目標でもある。そこで、耕地面積や収入状況を加味した上で、特定の農業機械の購入については藩国がその一部を負担し、またさらに緩和した条件でローンを組むことができるようになっている。

部品: 農家の維持・復帰の助け

戦火による負傷によって農業への従事が難しくなるとされ、先行きに不安を覚えていた人々にとって、運転さえできれば誰でも農作業ができるようになる農業機械の出現は確かな光明であった。また、怪我を乗り越え、仕事に復帰した人々にとっても農業機械の導入によって農作業の効率が向上し、収穫が増えると共に家族団らんの時間も確保できるということで非常に歓迎された。

部品: 国力の底上げ

農業機械による生産効率の向上により、食糧の自給が安定し、余剰分の備蓄のための食糧倉庫の建設や他国への食糧支援の余裕など、藩国としても一段ステージを上がることにつながった。藩国の歴史にあって非常に意味が大きいアイドレス。

部品: 目的

食糧倉庫の目的は、もちろん藩国内および藩国外からももたらされる食糧を大量に、なおかつ安全・安心な状態で保管することにある。

部品: 作られた背景

食糧生産地への農業機械の導入により農作物の生産量が増加したものの、今度はたくさん収穫できすぎて食糧生産地に付属している倉庫では保管場所がまるで足らなくなった。さらには農作物やそれを用いた食品の輸出入を進めるためにも、食糧を保管する大規模な倉庫群が必要となったのである。

部品: 過去の教訓を活かす

後ほねっこ男爵領では、戦火に見舞われ、その国土を占領された上に国民の半数が捕らえられるという苦い経験がある。各国の救援により国を取り戻したものの、占領期間中に放置された農地は使い物にならず、当然、作物を収穫などできるはずもなく困窮する事態となった。幸いにも他国からの食糧支援と、急ぎ行われた農業の強化により窮状から脱することができたが、その経験から、食糧倉庫には緊急時の備蓄食糧を保管し、さらにそれを藩国の各地に分散配置することが決まった。

部品: 基本的な作り

食糧倉庫の基本的な構造は、広い空間にいくつかの棚が設置された建造物である。食糧の搬入口や人が出入りするための扉、照明や保管している食糧の種類・数量を示す標札やそれらを記録した帳簿など細々とした備品も備えられるが、言ってみれば巨大な箱である。倉庫とはそういうもの。

部品: 使用される建材による耐久性の差

北国の多くの建物は木造建築である。食糧倉庫も木造のものが多いが、ここでは特に腐食に強い木材を選りすぐって使っている。また木造建築にとって火災は大きな問題だが、屋外の壁や屋根や壁は耐火性の素材(耐火性のセメントやモルタル、タイルなど)で覆われており、屋内も難燃性木材合板や漆喰を使い、消火設備を設置することで対応している。鉄筋コンクリート造りの倉庫は、特に火災に注意すべき場所や、地下に倉庫を作る際に採用されている。こちらはさらに優れた耐火性と耐久性があるが、コストと好みの問題で少数派となっている。

部品: 建材が有する調湿性の差異

木造倉庫は使用される木材や漆喰そのものがある程度の湿度を調整する機能を持つため、備蓄された食糧の保存にかかるコストがわずかに抑えられる。一方でコンクリート製倉庫は自然の調湿作用を持たないため空調設備による湿度管理が欠かせない。もちろんしっかりとした管理下であれば備蓄食糧は非常に長持ちするので、管理コストとの兼ね合いの問題である。

部品: 様々な外観

見るからに巨大倉庫然としたものから、一般の家屋風にされたもの(住宅地用)、山小屋風のもの(大部分は地下に収納されている)、地表からは確認できない見事な隠蔽がされた地下倉庫まで、多種多彩である。風景に溶け込むようにしたいということでこのようになっている。

部品: 主たる機能

もともとは、生産したもののわんだっく等の市場に流せない食糧を保管するための倉庫であった。その役割は今でも変わっていないが、地下の迷宮城砦が作られて以降は食糧備蓄の必要性・重要性が高まっており、国民の生命を守るための重要な施設に位置づけられている。

部品: 副次的な機能

地上部の倉庫は、設置された場所に合わせたユニークな外装が施されているものも多い。これはその場の風景を壊さないという意図と共に、敵襲があった際に倉庫が被害に遭いにくいように考えられたものである。普通そういうのは軍事的な施設にやるものではとの意見が出たとき、それはもっともだが国民のご飯もそれと同じかそれ以上に大事だろうと火足藩王は答えたという。

部品: おまけの機能

後ほねっこ男爵領の食糧倉庫にはほぼ例外なくカニンヘン・ダックスフントが害獣駆除担当として勤務しているため、住民が多い地域の食糧倉庫付近には非番の犬たちと遊べる小スペースがある。近隣住民の憩いの場になるとともに、災害時に必要となる倉庫の場所をしっかり覚えてもらうための工夫でもある。

部品: 常温倉庫

食糧倉庫の中でも最も数が多い倉庫で、量が多く流通も活発な食糧を市場に出すまでの間、一時的に保管する倉庫と、非常時に備えて長期保存用途に加工された食品を保管するための倉庫とがある。このタイプの倉庫の数が多いのは、迷宮城砦に大量の保存食を保管するため後者の倉庫が増設されたためでもある。

部品: 冷蔵倉庫

特に農場で収穫された野菜や果物といった生鮮食料品を保管するための倉庫。長期間の保管を目的としたものではなく。市場への出荷を待つ間に保管しておく場所。運用コストは冷房設備の分だけ高くなるため、もともと気温が低い北国ではあまり多くない。

部品: 冷凍倉庫

生鮮食料品を長期保存のために冷凍して保管するための倉庫。冬の間は雪にでも突っ込んでおけば春まで大丈夫と考えがちな北国人であるが、貿易で入手する肉や魚などの冷凍食品もあるため必要なのだ。特に鉄道の貨物駅の近くや、港に建てられている。

部品: 特別保管庫

食糧倉庫に分類されているが、直接食べることを目的としたものではなく、緊急の事態が解消された後の食糧生産のために必要となるであろう農作物の種子や球根、種芋などを保管するための倉庫。

部品: 備蓄食糧の入れ替え

多数の倉庫はいくつかのグループに分けられ、年毎にひとつのグループの倉庫の中身が新しいものに入れ替えられる。出された備蓄食糧は、各所への寄付に回される等された後、政庁が主催するお祭りで料理となって振る舞われるのが通例である。

部品: 備蓄食糧の使い道

地上の各地と、地下の迷宮城砦に設置された数々の食糧倉庫に収められた食糧は、基本的には国内の食糧問題の解決(不作時の国内市場への放出、迷宮城砦で籠城する場合の配給など)に使われるが、必要に応じて市場での取引、他国への援助、NGO団体への寄付にも用いられる。

部品: 施錠管理

当然のことではあるが、食糧倉庫群の搬入口や出入り口は施錠されている。食品の保護のためにも、治安のためにも必要であることに疑いはないが、一方で緊急時に住民が食糧を得ることができなくては意味がない。そのため、非常ボタンを押すことでも開錠できるようになっている。非常ボタンはカメラと記録・通信装置と一体化しており、ボタンが押されると、場所・時間・押した人物の映像が記録・送信されるようになっている。いたずらで押すとものすごく叱られる。

部品: 食糧保管のための空調設備

倉庫内の温度・湿度を調整し、適切な保管状態を保つための空調設備一式。保管する食糧に合わせて必要な設備は変わってくるが、湿度調整のための設備はどこも付いている。

部品: ネズミ取りの番犬

ネズミは古くから食糧備蓄の大敵であり、後ほねっこ男爵領では伝統的にネズミ取りの番犬としてカニンヘン・ダックスフントが使役されている。アナグマ猟で有名なダックスフントだが、アナグマ同様に地面に穴を掘って棲むウサギやネズミを狩ることが知られている。この修正を利用してネズミ取りに使われる。現在では倉庫そのものの改良によりネズミの被害はなくなりつつあるが、それでも倉庫番として犬は飼われ続けている。

部品: 搬出入用台車

食糧倉庫への食糧の搬出入に使用される台車。非常時に人力で食糧を運ぶためのもので、ごくありふれた折りたたみ式の台車である。食糧倉庫内に複数設置されている。

部品: 報知器一式

倉庫内での特定の状態の変化を検知し、警報を鳴らすと共にあらかじめ設定されたところへ通報する装置。火災報知器が代表的であり、他に防犯対策の警報器が設置されている。

部品: 非常用発電機

外部からの電力供給がなくなったとしてもしばらくは空調設備や防犯設備、照明などが機能するように小型の発電機が併設されている。軽油を用いるディーゼル式で、停電を感知すると自動で発電を開始する機能が付いている。

部品: 社会的な評価

食糧倉庫が各地に設置され、十分な量の食糧を安全に保管ができるようになったことによる食品の流通の拡大や価格の安定化といった経済的な影響もさることながら、やはり非常時の対策として十分な量の食糧が備蓄されることによる国民の安心は大きい。特に地下迷宮及び城砦都市の造営以後は食糧備蓄の重要性は高まっており、改めて食糧倉庫の意義が認識されている。

部品: 今後の取り組み

農作物の生産量の増加に伴う値下がりが農家の収入に直結することから、今後はこれまでの農作物に加えて、農作物を原料とした後ほねっこ男爵領らしい特産食品の開発・生産に取り組むことで収益を上げ、下支えをしている農家への利益の還元を目指していく。

  • 最終更新:2017-08-03 21:33:11

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